一般社団法人 画像診断研究・振興・普及協会

ご挨拶

近年の画像診断機器の発達には目覚ましいものがあります。しかし、残念ながら画像診断機器の能力を十分に医療に活用できているとはいえない状況があります。

幸い日本ではCTやMRIなどが多くの医療機関に導入されています。しかし、これらの医療機関で撮像された画像がすべて画像診断医によって診断されているわけではありません。画像診断医が画像を見て報告書を作成しているものは全体の3~4割にすぎないと言われています。画像診断機器やその検査の数に対する画像診断医の相対的な不足が最大の原因であると考えます。

また、検査内容が高度化し、一検査当たりの画像枚数は飛躍的増大しています。画像診断の負担が増大しており、画像診断医の充足だけでは解決できない面も顕在化しています。撮像装置や検査技師などの貴重な医療資源を使って画像を撮影しているにも関わらず、その画像の持つ情報の全てを引き出すことができない状況が増えているのです。画像診断の負担を軽減するためには、コンピュータの利用による画像診断支援が必要となってきています。

われわれは画像診断の成果を十分に医療に活用できるように、画像診断に関連する研究や技術の支援をしていきたいと考えています。

Topics

2014-03-03
2013年より大腸CTの遠隔読影サービス開始
2011-06-01
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